オフィシャルと主な反則

オフィシャルとは?
公式戦などで、他チーム同士の試合の審判(レフェリー)のお手伝いをすることです。順番に持ち回りします。審判はアイスホッケー連盟の方がきちんと用意してくれてます。


[1997/11/14]

 はじめてオフィシャルというものをやりました。  まだルールもろくろく覚えていなかったので、スケート場へ行く途中、キャプテンにもらったルールブックを読んで一生懸命暗記しました。
 はじめてなので、いちばん簡単な「ペナルティーBOX」係をやらせてもらいました。反則をした選手がペナルティーBOXに入るときにドアを開け閉めする係です。たいていマイナーペナルティー2分間の退場ですから、2分たったらドアを開けて選手を出さなければいけません。たまたま東伏見のリンクで設備が整っているので、電光掲示板に残り時間が表示されていますが、掲示板がないところなら、ストップウォッチで計っておかなければいけません。

 簡単じゃーんと思うかもしれませんが、やってみるとなかなかドキドキしました。選手は一刻も早く戦線に復帰しようとぴりぴりしているし、他の係をやっているチームメイトも、自分の仕事をするので精一杯で殺気立っています。
 あとですね、いったいその選手は何の反則をやったのか?というのを、審判がペナルティーBOX係に教えてくれるのですが、これがまた聞き取れない。きちんと記録するから、何の反則かわからないでは困るのです。このとき、審判の身振りで何の反則かわかるとひっじょぉ〜に助かりますね。この試合中に、いくつかの身振りを覚えました。


[主な反則]

反則レフェリーの動作
アイシング-icing-リンクの半分以上の距離を誰も触らずにパックが流れていき、反対側のゴールラインを割ったとき右手を挙げて笛を吹き、パックを出した陣地のゴール近くのスポットで腕組みをする 
オフサイド-offside-攻める側が、パックより先に敵陣のブルーラインに踏み込んだときブルーラインを指し示して笛を吹く 
センターラインパス-centerline pass-センターラインとブルーラインにまたがったパスをしたとき小さく前ならえをする 
フッキング-hooking-スティックで敵の体をひっかけたとき重ねたこぶしをひっぱる
トリッピング-tripping-スティックで足をひっかけ、転ばせたとき片足をあげてすねをチョップする
スラッシング-slashing-スティックを振り回したときひじをチョップする
クロスチェッキング-crosschecking-スティックを両手であげたままチェックしたとき両手で小さくパンチ
チャージング-charging-2歩以上走り込んでからチェックしたとき糸まきまき
エルボーイング-elbowing-ひじを入れたときひじをなでる
ハイスティック-highstick-スティックを肩より上げたとき剣道の上段構え
ホールディング-holding-相手をつかんで離さないとき片手の手首をつかむ


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    [1997/12/20]

     2回目のオフィシャルをやりました。  昼間、クリスマスイベントの盛り上がるお台場フジテレビで試合をしたあと、疲れた体にむち打ってのお仕事です。
     割り当てられた仕事はゴールジャッジでした。シュート本数が何本か数えるのと、ゴールしたときに、ゴール上の赤ランプを点けるお仕事です。

     ドキドキしましたー。ペナルティーBOX係りの時は、すぐ横にみんながいたので、いろいろフォローしてもらえたんですが、ゴールジャッジ係りは、たった一人でゴール裏のイスに座ってやるので、だれにも相談できません。いまのはシュート本数に入るのかな〜、入らないのかな〜と、悩みに悩みまくってお仕事しました。つらかった。


    [1998/11/29]

     約11ヶ月ぶりにオフィシャルのお仕事がやってきました。どきどきして家を出たのに、電車を乗り間違えて集合時間に間に合わずがっかり。着いたら分担はもう決められていて、電光掲示板係りというものをやりました。  リンク中央の天井から、チーム名や得点を表示する電光掲示板がさがっていますが、そこにリアルタイムに表示させるお仕事です。オフィシャル席に操作する機器が並んでいます。説明書も置いてあるので、試合開始までの10分くらいで一生懸命読みました。それでも、機器の電源を入れ、初期設定などがまごまごしてしまい、横で見ていた先輩がやってくれちゃいました。

     機器の操作は2人でやることになりました。一人が試合時間のSTART/STOP係り。反則があったとき、ゴールが入ったときなど、審判が時間を止めている間、電光掲示板の時計も止めなければなりません。審判が笛を吹いたらSTART、また笛を吹いたらSTOP、というように常にボタン上に指を用意しています。
     私は、ゴールが入ったときにはゴールした人とアシストした人の背番号を表示させたり、ペナルティー(反則)があったときに、その背番号と退場時間を表示させる方を担当しました。その背番号は、ペナルティーBOX係りが教えてくれます。はじめてやったオフィシャルがペナルティーBOX係りだったので、懐かしい気がしました。

     今回は横にずっと先輩がついていてくれたので助かりましたが、ひとつ困ったことがありました。例えば、背番号33番の人がゴール、36番の人がアシストの場合、審判は「33、36」とBOX係りに伝えます。ところが、言われた方は、「さんじゅーさんさんじゅーろく」と聞こえるので、「30、3、36」のダブルアシストとか、「33、30、6」のダブルアシストとか、いろいろに聞こえてしまうんですね。30番代の人が多いチームだったので参りました。さすがに審判も、途中からはあいだに「番」をつけて、「30番、3番」とか言うようにしてくれたので、それからは順調に出来ました。


    [1999/1/10]

     今日は当番ではなかったけれど、用事が出来てしまった人とかいて、人数が足らないかもと言うので、行きました。そろそろ新人さんにも教える立場だしね♪
     行ってみたら、人数は足りていたようで、特に係りは割り当てられませんでした。じゃあ、誰かのお手伝いをしようと見ていると、電光掲示板と操作機器を連動させるためのコンピュータの起動がうまくいっていない様子です。一応コンピュータ関係の仕事をしている私が、でしゃばってみることにしました。起動フロッピーを入れてパソコンの電源を入れると、きちんと起動しました。しかしメニュー画面には、操作を選択するようになっています。操作マニュアルは?と聞くと、ない、とのことです。いろいろ入力してみてはやり直し、を繰り返していたら、どうやら目的の画面をひきだせて、必要事項を入力できました。ほ。よかった。

     今度は、電光掲示板係から、どうやって操作するの?と聞かれ、このあいだやったばかりなので、操作を説明しました。でも、最初のゲーム時間やハーフタイムの設定は、先輩がやってくれたところなのでさっぱりわかりません。あーでもない、こーでもないとやっていたら、まだ両チームの練習時間中にブザーがなってしまい、大失敗!なんとか先輩にフォローしていただきましたが、焦りました・・・。あとで、机の中をよく見ると、全部の操作マニュアルも入っているし・・・焦っちゃだめですね。


    [2000/1/15]

     今日は朝は昭島で練習。そのあと、オフィシャル係りの部員と1日中遊んでからリンクに来ました。集合時間ぎりぎりに行ったのに、他の係りは誰もいない・・・どきっとしましたが、ぴったりの時間にぞろぞろやってきました。今日は後楽園vsトライアングルです。
     まずは必要なグッズを持ってきて、係りを割り当てます。まだやったことのない係りをやりたかったのだけど、やったことのある、ゴールジャッジ係りになってしまいました。でも、2年前とは機械が変わっていて、ちょっとあせりました。以前の、ゴールランプボタンを手に持ってやる方がラクで良かったのに、新しい機械はボタンが壁に取り付けられていて、冷たい壁に手が触れるので、ちょっとつらかったです。
     反省は、ゴールキーパーがいつのまにか交代していて、交代時間がわからなかったことです。他の部員が見ていてくれてよかったけど、気を抜いてはいけないですね。
     あとは、コンピュータの起動と、電光掲示板のセットアップを電光掲示板係といっしょにやりました。去年、マニュアルを見れば良かった!!と思ったことを覚えていたので、きちんと見ながらやりました。なのに、試合の途中でブザーが鳴ってしまったのです。どうして!?審判の方が操作に詳しい方だったので対処していただきましたが、ほんとに口惜しい。


    [2000/2/2]

     伊勢丹vs成城のオフィシャルをやった。まだやったことのない仕事、ということで記録係をやることになった。ノリに教えてもらいながらやりなさいと言われたのに、聞いたら、ノリもはじめてだという。まあ、前の記録をみながら書けばいいので、問題はなかった。きちんとゴールキーパーの交代時間も書けたので、ちゃんと前回の失敗を学んだな、とうれしかったです。
     あとは、主審、副審がサインするところに、知らずにお二人の名前を書いてしまったことが失敗・・・笑って許してくださいましたが・・・


    [2001/1/6]

     2試合連続オフィシャルの日。20時からの後楽園−シチズン戦と、21時45分からはコクド−東京女子体育大戦。2試合ともとてもスピード感のある試合で、よい刺激になりました。みんな走りますねー。私は足が遅いのが悩みなので、とてもうらやましい。
     オフィシャルの仕事は、一番やりたくなかった電光掲示板係になってしまいました。去年も試合の途中でブザーが鳴ったりしてとても気まずかったのでいやだったのですが、なりゆきで・・・。でも、マネージャーがわかりやすい操作マニュアルをコピーしておいてくれたので、それを見ながらやったら間違えてブザーを鳴らすことはなかったです。東伏見においてあるマニュアルのひとつがとてもわかりづらくて、それのとおりにやると試合の途中でブザーが鳴ってしまうらしい。ただ、STARTボタンを押したつもりが押せていなくて、30秒ものあいだ、時計がとまったままだったんです。ほんとにごめんなさい!!冷や汗かきました。
     あとは、試合開始30分前集合に10分ほど遅刻してしまったこと。ちゃんときた部員が準備をしておいてくれましたが、オフィシャルに遅刻するなんてシャレにならん。うっかり電車に乗り遅れてしまったのです。次はもっと早めに行こう。
     そういえば、電光掲示板にはカナを使わずに英数字でチーム名を書いていたのだけれど、東京女子体育大ってどうやって表示しようか悩みました。そういえば他のチームのオフィシャルは頭文字で書いていたなと思って真似しましたが、東女体の「T.W.C.P.E」って何の略なんでしょう。「Tokyo Women's College of Physical Education」かな?


    [2003/12/6]

     ひさびさオフィシャル日記更新。リーグ戦初戦、リーフスvsシチズン。2ピリまで1-0でリーフスが勝つかと思われたが、最終的には4-2でシチズン勝利。
     オフィシャル係に新入部員はいなく、みんな慣れていたので、オフィシャル中に失敗は無し。本当はいつも失敗あってはいけないのだが。
     東伏見の使ってはいけないマニュアル、東大和の接触の悪いボタン、これらは経験がないとどうしようもないので。
     記録の用紙が新しくなり、今回から反則は英語の略号で書かないといけなくなった。


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